フェイルセーフ


前回の更新の続きです。

 

フェイルセーフとは、なんらかの装置・システムにおいて、誤操作・誤動作による障害が発生した場合、常に安全側に制御すること。またはそうなるような設計手法で信頼性設計のひとつ。これは装置やシステムは必ず故障する、あるいはユーザは必ず誤操作をするということを前提にしたものである。

 

と、wikipediaに書いてありました。

 

僕達の使っているレギュレータ「D-1」は、多くのフェイルセーフが詰まった、信頼性設計の塊なのです。レギュレータ(呼吸装置)は一番の生命維持装置。トラブルがあったら困ります。でも、器械です。絶対は無いのです。確立が100万分の1でも10万分の1でも、運悪くその1回に当たってしまうのが、僕や僕らのゲストだったら嫌なのです。

 

その中のひとつ、「ファースト(1st)ステージのスプリングが2つ入っている安全性」を、土肥のダイビングプールで検証して来ました。

 

1stスレージは、レギュレータをタンクに取り付ける部分ですね。その1stステージには、通常、極太のバネが1本入っています。

 

このバネ、とても太いので、折れるわけが無い…。そう、折れなきゃ良いのですが、もし、運悪く、バネ工場や、バネの材料である鉄の棒の中に気泡が入ってしまって、想定した強度が無いバネだったら…。折れちゃうかもしれません。この部品。折れちゃうと、空気が来なくなっちゃいます! やばいっす。。。

 

そこで、世界で唯一、このバネを、2本にして、1stステージに組み込んでいるのです。

 

一本が折れても、もう一本ある、そんなフェイルセーフ。おかげで、トラブルが起こっても「ちょっと呼吸感が変わる」だけで浮上してこれるのです。

 

ホント~?1本で平気~?

 

と言う事で、水深5mのダイビングプールで使って来ました。1stステージのスプリングを1つだけにした特別仕様のレギュレータを用意して…。

 

結果、水深5mでシェアエアーをして、2人で吸っても、問題なく吸えます。正直、もっと違和感のある呼吸感を想像していました!想像以上の呼吸に、安心感が激増しちゃいました。。。

 

皆さんも一度経験しておくと、安心が増しますよ!

 

ただ、おためしはプールでお願いします。

 

次回の、土肥プール&サーフダイビングでのトレーニング!いつにしましょうかね?

 

レギュレータの作成をしてくれている(株)ダイブウェイズ様に感謝します。

 

こっちの方が数倍長かった~。最後まで読んでくれて、本当にありがとうございます。

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