あなたも影響力ありますから。
大勢のダイバーが集まるところに潜りに行くと、個人的に楽しい(?)事が起こる。(まぁわたしの場合混んでるところは嫌いだからそう多くはないけどね)
ほら、休み時間とかいろんな話が飛び交っているんだけど、耳を傾けると驚くような内容も少なくない。この前こんなのがあった。
会話はベテラン風のダイバーと一緒に潜る新米さん的な取り合わせ。
新『やっぱり大物とかは海外行かないとだめなんですかね』
ベテ『そんなこと無いよ、ドリフトで潜れば会えるよ』
私の脳「・・・?・」
新『ドリフトやったことないですよ。やっぱり流れがあって大変なんですか?』
ベテ『逆逆、逆に楽だから。泳がなくていいから、潮にのって移動して、船が迎えに来るし。楽だよ。』
私の脳「いやいやいや、おいおいおい、大ざっぱすぎるし、楽を強調しすぎじゃないの。」
このあと見れる回遊魚の説明が続きましたが、唯一の救いはベテラン風の人が、「フロートを持たないとダメだよ」と言っていたこと。(持つだけでなく使えないといけませんが)
この手の話は良くあるんですよね。あなたも注意した方がいいですよ。もしあなたが100本位のダイバーだとして、20本くらいの人からするとそれはそれはもう、超ベテランと映りますから。200とか300本になると、もうベテランどころか大スターじゃないですかね。
ここで大事なのが、あなたがどう思おうとその様に見られると言う事実。ほらほら、テレビ見ていてもちょっとでも権威ある人とか、専門家の人が発言すると信用しますよね。それと一緒です。
だから、あなたの軽〜い一言も、
『ベテランの○○さんが言うんだから間違いない!』的なね。
あなたの後ろを新米さんが見ていますからね。
《追伸》
冒頭のドリフトですが、潮流の有る場所でのダイビングだとすると色々なやり方があります。もっとも多いのがアンカーロープ等を使わずに潜降浮上を行うやり方。この場合グループがまとまることが必須です。時には流れに逆らって泳いだり、岩につかまって耐えたり、色々です。ガイドの指示を見逃さないようにしましょう。 決して『最初っから最後まで潮にのって楽々だぁ』が全てではありません。
《追伸の追伸》
でも昨年のトカラでは、黒潮まっただ中をフロート立てたまま、まるまる1本ぶん流しましたねぇ。目の前の景色が変わる変わる、走馬燈のよう。相当ドキドキ物だけど。