すれ違いのショートストーリー
最近すっかりご無沙汰。あんまり会っていない。
なぜって、たまに合うとお互い違う方を向いてしまって、貴重な時間が無駄になっているようで。
「このままではいけない!」
何度もそう思い、やり直そうと明るく前を向いてみたりもしたのになぁ。
そのたびにガッカリしてしまう。
やっぱり、もう終わりかもしれない・・・
それでも関係は断ち切れず、年が明けても相変わらずの二人だった。
そんなある日、
ついに決断を下さなければならない出来事が、、、
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『コンパス壊れちゃったぁ!
新しいコンパス買お〜おっと』
『どうせ買うなら、前のよりイイの買う!』
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おっはようございます! アサムラマリーーンです。
昨日あるお客さんが、注文していたコンパスを受け取りにいらっしゃいました。
そこでの一コマ・・・
『コレなら腕に巻いても、緩んだりしなくてイイですよね。』
「ちょっと使い方確認。ハイ90度って言ったら、」
「そうそう、それでこの窓から覗いても角度がわかる様になってるから、、、」
『・・・・』
『・・?・・あれ、え?、前と違うんでしたっけ?
前のはどうでしたっけ?』
「前の男なんてどうでもいいんだよ!
いいか、もう昔の男のことは忘れろ!前を向け、このイケメンコンパスの使い方を覚えるんだ!!」
いや〜、我ながらすばらしい講習ができたと自負しとりますわ。
ところで、あなたは新しいコンパス買っても前のコンパス気になるタイプ?ならないタイプ?
《追伸》
ボートのナビゲーションで一番多い質問が、
『どうやって元の場所に戻れるんですか?』