センスオブワンダー


これからする話は、誰に話しても、

驚くほど、

びぃっっくりするほど、

だれも共感しない。

ホントになぜだか全く分からない。この驚愕のセンスオブワンダー、生物の神秘に興奮し、
驚き、感激する自分。
それを娘に話しても、
『ねぇーいつもお客さんにこんな話してるの?』
スタッフに話しても、
ぴくりとも反応せず、「またあの話だ」とばかりに苦笑いされる始末。

なぜだなぜだ、なぜだ、
生物の神秘、進化の歴史になぜ驚きと興味を持たないのか?こっちが不思議でならない。

話の元はリチャード・ドーキンス博士の“利己的な遺伝子”という本である。
正直、今すぐダイビングインストラクター達は、くだらない減圧理論や器材カタログなんか放り出して、
速攻でこの本を買いに走った方がよいよ。

読んだ後に、どれほどに海に潜ることが楽しくなるかを考えると、数千円の出費も安いものだ。

ドーキンス博士のこの本読んで、知の巨人という形容詞はこの人のためにあるんだろうと思う。
その淀みない理論と文章力をもってして語られる、生物の進化は、
間違いなく読者を少年のようにドキワクさせる。
もう“エクセレント”と言うしかないのである。

自分が誰かに話しても、ちっとも伝わらない理由は間違いなくこちらの理解力の乏しさと、
表現力の無さによることは疑いようがない。

だからどんな内容かを話すのはやめておく。
日曜にたまに料理を作るだけのオヤジが、
世界最高峰のコックのコース料理について、とやかく言えたもんじゃない。

でも、その斬新かつ伝統的な技法や料理に感動するから、誰かに話したくなるんだよねぇ〜。

いや〜ほんと、今日も感動しました。

《追伸》
この本の話は誰も共感してくれないけど、
呼吸が驚くほど楽になる新開発のレギュレーターにはかなりの人が共感してくれた。
お店で呼吸体験できるよ。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする