透明度1M でしかもドシャ降りなのに楽しい秘密


昨日はレスキューコース。
透明度1Mは大袈裟だと思うんだけど、
参加者は、
「いや全く見えないですよ、2m絶対見え無い」
とログブックに透明度1Mと書いてた。
それでも講習内容に集中できて、
かえってレスキュー講習を受けるなら良かったと言う感想のよう。

でも実は、わたしはメッチャ楽しかった。
透明度1mでドシャ降りの雨お構いなしに、
いや、むしろ透明度悪いからこそかも知れない。

それは何故なのか?

話しは少しだけそれるけど、まずは大事なところだから聞いておくれよ。
そもそもダイビングを始めた頃って透明度イイも悪いも無かったと思う。
きっとあなたもそうだったろうけど、ただただ海の中に潜るのが楽しい。
魚の名前なんて知らないけど、目の前で見れるだけで楽しい。タコがいる、ウツボがいる、
呼吸が出来る!感動じゃーー!
そんなじゃなかったかい?

それがさぁ、いろいろ経験積んで、生意気になって、気持ちが霞んできて、贅沢になってね。
感動できなくなるんだよね。
この、誰でも持っていた初心の頃の初々しさを、
今でも持ち続けることが出来たら、
どれだけ幸せなことだろう♪

これ何にでも当てはまるよね。
話し逸れついでだけど、
子供の頃に外でさんざっぱら遊んで、
家に帰ってご飯がカレーだと分かったときの嬉しさって言ったらもう、
アホなわたしはもう一回遊びに行ったくらいだ。
何故って更に腹を減らせばもっと食べれると考えて。

ところがどうよ、
寿司じゃなく→旨い寿司が食べたい
ただの肉じゃなく→ブランド牛が食べたい
魚→新鮮で旬なおいしい魚が食べたい

あなたもカレーに感動した、あのころの気持ちを忘れてませんか。

逸れ逸れなので戻って戻って、今回の本題。

ではなぜ、透明度1mでも潜ってるだけでメッチャ楽しめたかというと、
決してわたしがピュアなハートだからってわけじゃーないのよね。

実はこの日、あるライトを使ったんだけどね。
これが楽しくって純粋に潜るだけで面白かった訳なんですよ。
一体どんなライトかって言うと、
それは【超スポットライト】と仮にそう呼ぼう。
と言うのもこのライト名前がないんだよね。
記号と数字の無味な名前というか、品番みたいなのはあるにはある。でもさ、
LF800なんちゃらとか聞いてもだれもワクワクしないし、イメージできないから意味ないよね。
だから、例えば、
『海のライトサーベル』
『超スポットガイドライト』
みたいな名前にすると分かりやすいと思う。
じゃなかったら、
『リアルライトセイバー』。

勝手につけた名前から分かるように、このライトは強力な超スポットがズカンと延びるライト。
昨今のライト事情からすると、ちょいと異質な存在かも知れない。
今の明るさ至上主義のライトといったらそれはもう凄いことになってる。
少し前なら「200ルーメンだぜ!」と、
言ってたのに、今じゃ1000、1500ルーメンどころか、2000ルーメンが当たり前で、
中には5000とか7500ルーメンとかあって、
もはや誰が言ったか忘れたが、ナイトダイブの時、

『せっかくのナイトが、明るすぎて台無しですね』
と言う台無し発言がでるほど。

そこ行くと、ライトセイバーは800ルーメンと遠慮しがちな数値。つまり用途を絞り込んだライトと言える。

その特徴は、直径15cm位の強力な光線が広がることなく、スパッーンと延びる。
かなり強力に遠くまで延びる。そう!まるでスターウォーズのライトセイバーの様に。

考えても見て、昨日は透明度1Mだから、1Mの光る刀を持っているような感じ。
思わず右上から、左下に袈裟懸けにゲストを切ってみた。ぽかぁ〜んとしてましたがね。

いや〜楽しい♪

前回は伊豆山のボートで使ったんだけど、岩陰とかになんかいるかなぁ〜♪て楽しみ方は、
ライトがあってはじめて成り立つもので、
ライト無い人は岩陰覗こうとも思わないし、その楽しさも分かろうはずがないね。
んで、今までも岩陰や窪み、亀裂の類はのぞきに覗いていたんだけど、
1500ルーメンのライトを使ってしても、
その岩陰に1.5m位近づかないと何が居るか分からなかったんだよね。

ところがところが、
超スポットガイドライト(いい加減名前決めて)は、すっげー離れたところから、楽々岩穴のぞけるし。
亀裂だって窪みだって、全く近づかなくたって楽〜に中にひそむものが発見できる。

いや〜これは楽しい♪

何か発見したら、ライト使ってアッチ向いてるゲストさんのマスクにちらちら。
すると直ぐ気が付くので、生物や岩陰の近くにこの強力なスポット光を、その生物に近づくことなく、
『ここだよ〜ほら、チラチラ』
とばかりに当てるだけで、
ゲストさんは、
『そこのスポットに小林幸子さんは登場するのね〜』
とばかりに気づくと言う寸法です。

もはやこうなると、
水中で今まで使っていた「ブッーブッー」とか不要になるんじゃないかと思うくらい。

いや〜楽しいわ、このライト♪

どのくらい楽しかったかというと、

『昨日の今日だから透明度変わんないかも知れないけど、今すぐライト使って水中散歩したい!!』

追伸》
バッテリーが単三3本て言うのもいい。

追伸の追伸》
もう一つオモチャを手に入

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