あなたもこんな間違いしていませんか?
都市伝説って聞いたことあるよね。何のいわれや根拠もないのに信じられているみたいなアレ。あなたも知らず知らず、間違った思いこみや行動をしているかもしれませんよ。
【ダストキャップだけでいいんだよ】
海からあがってタンク外すとき何だけど、レギュレターのダストキャップの水滴をエアーで吹き飛ばすよね。その時にレギュレターのフィルター側にも「ブシュッーー」とエアーをかけてる人結構いる。しかもすごい勢いで。
「あの〜それ、効果ないんですけど。」
そもそもアレ何? あの行為の意味は?
もしかしたら知らない人がいるかもしれないから(いえいえあなたのことじゃないよ)、説明しよう。
あの「ブシュー」ってのはレギュレターのフィルター側に海水を入れないためにやってる行為。何にもしないでそのままダストキャップをするとキャップの水滴がフィルター側に付いちゃうよね。そこでエアーを使ってキャップの水滴を吹き飛ばしてるんだね。
じゃあレギュレターのフィルター側はと言うと、そもそもあの中には海水は入らない。だって圧がかかっているんだからね。にもかかわらずレギュレター側に、「ブシュー」とエアーかけてるってことは、器用にもフィルターの中には水滴を一切入れずに、その周りの水滴だけ吹き飛ばす行為? そんなの無理無理。余計入っちゃうよ。
と言うことでダストキャップだけエアーを使って水滴を飛ばし、後はそのままキャップをするので良いことになりますね。
じゃあ、これがベストかというとそうでもない。
そもそも一番大事なことはレギュレターのフィルター側に海水を入れないことを心得ておくこと。ダストキャップを乾かすのが第一ではない。
と言うのも海で見ていると超いい加減だ。ダストキャップはエアーで飛ばしているが、べちゃべちゃのグローブから滴がフィルター側にぼたぼた落ちてるとか、考えられない大音量でダストキャップにエアーをかけているが、フィルター側はお構いなしとか。
ここで最善を考えてみると・・・
一つはハンドタオルのようなもでダストキャップの水滴を拭き取りキャップをする。でもこれタオルを持ち歩かないとイケない。
二つ目はエアーガンを使う。タンクを外す前にギュレターのフィルター周りとダストキャップの水滴をエアーガンを使って吹き飛ばす。ダイバーには一番理にかなっているように思う。でもエアーガンない人は買わないとイケないとか、毎回エアーガンを接続しないとイケないとかの問題もある。
そうすると何も準備しないで上記2つと同じ結果を得ようとすると、、
【フィルター側に水滴を入れないように考慮しつつ、ダストキャップの水滴だけ飛ばし直ぐキャップをする】と言うことになる。
ここからは統計取ったわけじゃないから推測だけど。
オーバーホールをしていてレギュレターの1stステージのフィルター部がやたら汚れている人ときれいな人がいる。これは本数頻度に関係なく、きれいな人はきれいで緑青がすごい人はすごい。
フィルターが緑青まみれの人は、恐らく、何も考えず儀式的にタンクのエアーでブシューっとやっている人じゃないかと思っている。少なくとも、フィルター部に海水や水滴を入れないと言う配慮をしている人とは到底思えないんだが、どうなんだろう?
あなたも、もしや、そんなこと考えたことがなかったとか・・・
追伸》
次回は安全停止の神話について
追伸の追伸》
明日は群馬から参加のメンバーさんリクエストで初島に行ってきます。